スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コアジサシの営巣~ヒナ誕生へ

16618ko-4.jpg
 コアジサシは、熱帯国で越冬し、4月下旬に日本にわたって、繁殖活動を行う夏鳥。繁殖環境が悪化の一途をたどってきたため、絶滅危惧種に指定されている。 物部川では、河口の砂洲と中洲で営巣をしているが、営巣環境はやはり悪化している。中州の比較的安全な高い場所は雑草や灌木が茂り、洪水の際に漬かりやすい周辺部で営巣せざるをえない状況にある。
 抱卵はオスとメスが交互に行う。
上の写真は抱卵中、下の写真は交代したところだ。
16618ko-3.jpg

つがいになる前には、「求愛給餌」を行い、オスが小魚をメスにプレゼント。何度か受け取れば、やがて結婚へ。
16618ko-7.jpg

恋愛中なのか? 鳴きかわしながらじゃれる。
16618ko-9.jpg

結婚して、20日くらいでヒナが誕生する。パートナーがヒナのためにエサを咥えてきたところだ。
2016622koajihina0.jpg

右側の親鳥の胸の辺りに1羽のヒナが見える。
2016622koajihina1.jpg

親鳥のくちばしの下にヒナ、愛おしそう。
2016622koajihina2.jpg
天敵や洪水等、厳しい環境での子育てだけに、無事育つ比率は低いといわれる。
集団で営巣するのも協力し合って、困難に立ち向かうためだ。
人の営みが営巣環境を悪化させてきた歴史があるだけに、環境改善に向けて何とかしてあげねば・・・。
ここは、彼らのふるさとでもあるからだ。
スポンサーサイト

コアジサシ 旅立ち

2015730ko1.jpg
7月には、3度の出水が物部川の中洲のコロニーを襲った。そんな中、かろうじて生き延びた幼鳥は、4、5羽。7月末から8月初旬にかけて、飛べるようになり、8月6,7日頃物部川を去った(出水が落ち着き、中洲際にアユ釣り人が来だしたためと思われる)。
 上の幼鳥は、親鳥にピーピー鳴き、成長した羽根を震わせ、エサをねだっているところだ。
 エサは小さなアユ。大きな口を開けて、ごちそうをもらう。
2015730ko2.jpg

8月早々になると、親も幼鳥に飛ぶことを促し、そしてエサ捕りの訓練を行う。なんとなく、親鳥が説教している感じだ。
2015730ko3.jpg

幼鳥(右下)が飛ぶ様子を親鳥(左上)が、見守っている。
2015730ko4.jpg

下の幼鳥は、エサを咥えたまま飛んでいる。 2015730ko5.jpg

写真に撮れなかったが、次の段階として、親が川面でエサを渡したり、幼鳥もエサに似た木切れを咥えてみたりして、急速に自立に向けて訓練が行われる。

ところで、ピーク時に70羽を超える親鳥がいたが、出水のたびに多くのヒナが失われた。失意の中、去っていた親鳥たちが多いが、それでも20羽弱の親鳥が8月初旬まで残った。 同じ群れ仲間と思われる。
2015730ko6.jpg
子のいない親鳥たちは、水辺でよく休んでいる。この4羽の中には与えるヒナもいないのに、切なくもエサを咥えたままのもいる。
また、1羽は上空をじっと見つめ、何かを警戒している。
数羽が飛び立った。向かった先にはミサゴ。あまり激しく攻撃はしなかったが、追い払うために出撃したのだ。
5月末~6月中には、自分の10倍もありそうなトビに執拗に攻撃する様子も見られた。
2015730ko7.jpg
こうして群れで、コロニーをつくり子育てをするのも、天敵に備えるため。今年は、悪賢いカラスがいなかったのは幸いであった。
台風出水は仕方ないとしても、7月1日のダム放水は残念だった。半分以上のヒナや卵が失われたからだ。

コアジサシ 営巣2

15714koaji0.jpg
物部川の中洲で営巣中の希少種のコアジサシ。 エサをゲットして、ヒナのもとに向かう。
下の写真で、頭の黒いのが親鳥(3羽)、前方にいるグレイ混じりの薄茶いろのものが幼鳥。
6月下旬生まれでまだ飛べない。(抱卵から飛べるまでには45日かかる)
15714koaji1.jpg
高温(50℃)になる河原故、幼鳥も親鳥も涼しい水辺に集まる。 それにしては、幼鳥の姿が少ない。水辺では3、4羽くらいしか確認できなかった。 7月初旬の出水で水辺から3分の1くらい浸水した際に失われたのかもしれない。
下の写真は、水浴びをする親鳥たちだ。清潔にするためと体を冷やすためだ。
15714koaji2.jpg

群れ飛ぶコアジサシたち。前から3番目の鳥と、後ろから2番目、3番目の鳥は小魚を咥えている。
このような行動はディスプレイ(求愛行動)の時によく見られる。 7月1日の増水の際にヒナを失った親鳥が、2度目の繁殖にかかろうとしているのかも知れない?
15714koaji3.jpg

下の鳥は、コアジサシより一回り大きいクロハラアジサシ。旅の途中で物部川に寄り、豊富な小魚で栄養補給をしているのだ。
5月から7月初旬まで見られた。
15701kuro2.jpg

7月1日の出水時でも巧みにエサ捕りをしていた。しばらく滞在して旅立った。
15701kuro1.jpg
ところで、2日後(7月16,17日)には、大型台風が接近し、大荒れ・大出水が予想されている。せっかくのコアジサシの営巣も、飛べないヒナは犠牲にならざるをえない。温暖化によって自然が狂暴化する中で、とても残念なことだ。
プロフィール

よりみつ

Author:よりみつ
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。