アサギマダラ (2)飛翔
飛ぶアサギマダラ。青空に透けて美しい。右下のぼやけたものは、実を付けたハゼの木の枝。
三宝山周辺では、山頂、のいち動物園、秋葉山など、まだ、それぞれ数十羽のアサギマダラが見られる。現在、3箇所合計では100羽前後はおり、とくにフジバカマをたくさん植えている秋葉山は最も多い。たぶん嗅覚が鋭いアサギマダラにとってフジバカマは特別にひきつける魅力的な花なのであろう。
一方、私がよく訪れる三宝山の山頂にはフジバカマはなく、ツワブキ、アザミ、ノギク、セイタカアワダチソウなど、自然に生えた植生だけだが、いつ行ってもいることから、「チョウの駅」とでも言うか、アサギマダラの立ち寄りポイントになっているようだ。 また、10月31日に、三宝山から秋葉山第一ポイントに向かった時(午後1時30分ごろ)約4km、5,6分の間に17羽のアサギマダラに出会った。チョウ達は樹林の道であるスカイラインを通って三宝山に向かっていたのだ。それも、群れではなく、一定間隔でばらばらに向かう。時に羽ばたき、時には滑空しながらである。法則性があるのか、どうかはよく分からないが、「チョウの道」を通って向かう方向が同じであることから、臭いか、太陽光か、何か導く物がありそうに感じた。
(なお、11月初旬「冬至」前にすべてのチョウは南の島を目指して旅だったようだ)
この写真を撮ったのは4,5日前の2時頃だが、山頂の花々で吸蜜しているチョウは少なく、どうしたのだろうと思って、眺めていると、1羽が上空に飛び立つと木々の間から、別のチョウが出てきて、もつれ合いながらおっかけっこが始まる。3羽がもつれあうこともある。素人だから、行動の意味は分からない。
羽ばたきの動きが速いので、手動のピント合わせが間に合わず、ピンぼけになってしまった。
時には、風に乗って上空高く、滑空し、そのままどこかへ消えていった。
この写真は、たまたまスズメバチに追っかけられているところ。必死に羽ばたいて逃げる。
下2枚はのいち動物園でのもの。
植えられたフジバカマで吸蜜しているが、これとは別に花の下の方で動かないチョウの羽を発見。
近づいて見るとカマキリに捕まって、食べられている。カマキリにはアサギマダラが蓄えている毒は大丈夫だろうか??
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